杉山神社 〜古代忌部氏と八幡太郎〜
2022.07.20
読ランの南口を出て左に進む、灰吹屋薬局の角を右に曲がって小さな橋を渡り左に曲がり暫く進むと杉山神社の入り口が現れる。
急な石段を登り、木に囲まれた尾根道のような参道を進むと境内に着く。
正面に拝殿と本殿。本殿は昭和43年の再建。
妙に古そうな狛犬は明治30年代のもの。
由緒によると祀られているのは日本武尊。
社殿の左側に社務所がある。古ぼけた平屋の戸建て風で普段は無人のようだ。
社殿の右側には小さく鹿島の神も祀られている。
杉山社とは
鶴見川沿いとその周辺のみに分布する。
天太玉命を祖とする古代の名族忌部氏の阿波の一族が房総に移住して安房神社を祀り、さらに白鳳三年、都筑の丘に創始した杉山神社が祖とされる。
この神社もそのうちの一社とされる。いつできたかは分からないが、慶長より前からあったそうだ。
八幡太郎
伝承では、八幡太郎義家が奥州征伐のため、この土地を通過する際、信託により当社を建てたという。